荒古組のからくり人形は右手にバチを持っています。
指揮者がタクトを持つように上品にバチを持っています。
腕と頭を操作します。 熟練の人形方の手に掛かると人形が首を左右に振るとき、
人形の髪の毛がふわりとなびいて見えます。
(発展途上の人形方の場合、人形の首が筋をいためてしまいそうな気になります。)
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人形方 からくり人形��
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同じように腕の動きも、柔らかく手招きしている
ように見えたり、ギシギシ音を立てているように感じたりします。
からくり人形の操作はスィッチON-OFFのデジタルではなく、スピードや
ストロークの違いによって全く別物になる
純粋なアナログの世界なのですね。
人形が正立状態から、逆立ちする時は「緊張その� 廚任后�
足と足の間に入っていた差し金が左腕に入れられた差し金にバトンタッチされたあと
反動をつけて逆立ちします。
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人形方 からくり人形��
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逆立ち時に両足の膝が後頭部に向けて自然に倒れるのですが、
両足同時に「サッ」と倒れず一本ずつ「パタ、パタ」と倒れるときがあります。
人形の関節の滑りだとか、衣装の着せ方だとか、逆立ちのスピードだとか
・・どんな理由なんでしょうか?
逆立ちした状態で、右手のバチで鉦(しょう=鐘)を打ちます。お囃子に合わせて鉦を打ち、
顔も左右に振ります。
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人形方 からくり人形��
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ギャラリーからは見えていませんが、狭い山車の中では人形方が おしくらまんじゅう
しながら操作しています。
「お神楽」「チンチコ」と演目を終えた人形は、「下がり」と呼ばれるお囃子に合わせて
逆立ち状態から、正立状態に戻ってくるのですが、その時が「大緊張その�◆廚任后�
前述のように、今までそこにいたはずの人形が視界から消えることがあるのです。
そのメカニズムは笛方であった小生には、未だに謎です。
しかし小生は若衆時代に2度、若衆を卒業してから1度、その場に出くわしたことがあります。
(若衆時代は山車の中でお囃子を吹いていたので、その瞬間を目撃はしていない。)
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人形方 からくり人形��
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救急隊員は頭からすっぽり半纏をかぶって
(ちょうどコートや上着を頭からかぶって雨をよけるような形)
人形を救いに行きます。
おそらく、人形方にとっては屈辱的な瞬間だと思います。
(1ケ月間稽古してきて、本番でこれかよー! 泣くに泣けねーぜ! って感じ?)
そんな大事故ではなく(救急隊員が出動するまでもない)ちょっとした帳尻合わせの時には
「チンボク」の登場です。
(今まで耳にしてる時には違和感無かったけど、活字にすると「チンボク」って危なくない?)
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人形方 からくり人形��
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「チンボク」とは"T"字型の木の棒の事。例えば 人形が逆立ちした時に衣装が翻るのですが
正立状態になってもそのままだった場合なんぞに、下の方からソーっと「チンボク」が登場して
衣装の引っかかりをサッと外して、何事もなかったかのようにスーッと下に引っ込んでいくのです。
こうやってみると、からくり人形は立派な舞台をつとめているんですね。
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人形方 からくり人形��
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