[ 荒古組の若衆(わかいしゅ) ]
「太鼓方」は大太鼓とつけ太鼓(小太鼓)を受け持ちます。

大太鼓の胴の一番太いところは直径70cmくらいでしょうか? 表から裏まで(太鼓の厚み?)が同じく70cmくらいありそうです。

いい音がでます。お腹に響きます。たいてい最初は手にマメをつくります。

叩けば音が出る簡単な楽器なのですが、強弱のつけ方や間の取り方で お囃子がピリッと聞こえたり、背中がこそばゆく聞こえたりするのは不思議です。
太鼓方 大太鼓��
つけ太鼓は手鼓(てつづみ)を大きく平たくしたような形です。バチでたたきます。 「トン」とも「タン」とも聞こえる軽い音です。

これも叩けば音が出る簡単な楽器の筈なのに、慣れないうちは バチとバチがあたるのです。

「トン・ト・コ・デ」と叩こうとする。右・右・左・右と動かすときに例えば 下げようとする右手のバチと上げようとする左手のバチがあたるんです。

  そうすると右手のバチが叩くタイミングが遅れて曲についていけなくなる。

「シャギリ」と呼ばれる「どんでん」の時のお囃子を、早いスピードで演じようとすると このような事が起こります。(まあ、2年目からは大丈夫みたいですけどね・・・)

お祭り当日は、山車の中に大太鼓1人、つけ太鼓2人の計3人の太鼓方が搭乗しております。 (かなり狭いし、かなり揺れます)
太鼓方 つけ太鼓��
「笛方」は笛を吹きます。笛はよこ笛です。たて笛ではありません。

大笛(おおてき)と草笛(くさぶえ)の2種類あります。

大笛は初心者には比較的音が出しやすい笛です。

草笛は初心者が音を出すのにちょっと時間を要しますが、慣れれば 細い息でも高い音が出て、一息で長く吹けます。

小生が若衆に入るときには、まず笛を吹かせてみて、音が出れば笛方。 音が出なければ太鼓方。

(人形方は、それ以前に「真面目でシッカリしている」とい判断基準で引っこ抜いていってました。)
笛方 ��
山車の中に笛方は3人搭乗します。

笛方は左隣の人の指に自分の指を合わせるので、 一番左にいる人がお囃子のリード役です。曲目が変わるときやお囃子のスピードも 笛方で一番左にいる人がコントロールしています。

笛を憶えるのは大変そうに思えますが、大笛だけであれば最初の1年で憶えてしまいます。

「カンヅメ」と言ってお祭り当日(試楽と本楽の計1日半)ずっと山車に搭乗し 笛を吹き続けるのです。(よーく憶えられます)
笛方 ��
下唇の少し下あたりが常に笛にあたっています。そうすると下の前歯の根本あたりに 圧迫感を感じ始めます。それを我慢して笛を吹き続けます。途中 口が渇き飲み物を 飲もうとしたときに下の前歯に触ると痛いのです。

先輩達が「カンヅメで大変だろうから!」と梨を差し入れてくれます。 歯に触れると痛くて食べられないのです。 それでも頑張って吹き続けます。

唇の感覚がちょっと麻痺し始めて、唇を固く細く締められなくなります。 笛の音が締まりのない「ホワ〜」のようになってきます。

こんな経験も普通の生活をしていたんでは一生味わうことができない お祭りならでは のものかも知れません。
笛方 ��
お囃子には決まりがあります。

山車が動いているときには「この曲」 「どんてん」のときには「この曲」

提灯を装着後は草笛!だけど山車が動いているときは大笛。 ここから、あそこの地点までは「この曲」 みたいな決まりです。

提灯祭りの時の草笛は、みなさんご存じの「もし、もし亀よ〜」とか 「もーも太郎さん、桃太郎さん」や「出ーた、出ーた月が」が 聞こえてきます。

 聞いているだけでも楽しいですよ!
笛方 ��




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